ベルテーンの祭りと「アポロ・ベレヌス」様

季節の祭り

こんばんは! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。

本日はベルテーンの祭り「アポロ・ベレヌス」様について書かせていただきます!

ベルテーンの祭りとは?

4/30の日没から5/1にかけて行われるケルトの季節祭です。

ケルトに関する解説はこちらのサイトをご覧ください)

家畜作物を育んでくれる太陽に、豊穣を祈る祭りと言われています。

シェイクスピアの戯曲※の題材になるほど有名なケルトの夏の風物詩です。

厳しい冬を必死に乗り越えてきたケルトの人々にとって、夏の訪れはとても喜ばしいものだったのではないでしょうか。

※『真夏の夜の夢』(諸説あり)

「ベルテーン」という言葉の意味

「明るい火」「美しい火」を意味する言葉だと言われています。

※「ベルテーン」は「ベルティネ」または「ベルテネ」と呼ばれることもあり、上記の意味は「ベルテネ」の解説文から引用しました。(参考文献は後述)

また、この祭りは「アポロ・ベレヌス」という神様と深い関係があるため、その神様のお名前が祭りの名前の由来だとも考えられます。

ちなみに「ベレヌス」という言葉は形容詞で、「明るい」、「光り輝く」という意味を持っているそうです。

(つまり和訳すると「明るいアポロ」、「光り輝くアポロ」となります)

【アポロ・ベレヌス】様とは?

ベルテーンの祭りのときに、鹿の姿で現れる男の神様です。

太陽治癒を司ると言われています。

アポロ様は多くの人々から信仰され、愛されてきました。

文献には、病にかかった人々がアポロ様に粘土で作ったを奉納していたという記録が残っています。

「ベレヌス」という言葉はアポロ様をさす形容詞(あるいは添え名)であると考えられています。(詳細は前の項目をご覧ください)

もともと北イタリア周辺の地域に「ベレヌス」という名前の神様が存在していて、その神様と「アポロ」というローマの神様が融合して「アポロ・ベレヌス」という神様になり、「ベレヌス」という言葉は形容詞に変わっていったと言われているそうです。

アポロ様については、こちらの記事で詳しく取り上げているので是非そちらもチェックしてみてください(*^^*)

具体的な祭りの内容

①二つの大きな焚き火を準備する

大きな焚き火には、「太陽の熱が地表に浸透しますように」という願いが込められているそうです。

②家畜が火と火の間を歩くよう追い立てる

家畜の無病息災を祈って、このような儀式を行っていたと考えられています。

火の熱や煙でお清めをするイメージでしょうか。

③炎から生じた灰を畑に撒く

祭りの際に大量に生じた灰は、肥料として利用していたとのことです。

参考文献

魔女の12カ月 [ 飯島都陽子 ]
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ケルト 再生の思想 ハロウィンからの生命循環 (ちくま新書) [ 鶴岡 真弓 ]
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ケルト神話・伝説事典(東京書籍)(2006年)

本日もお読みいただき、ありがとうございます!

守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団でした。

コメント

  1. […] 先日公開した記事にもアポロ様に関する記述があるので、そちらも是非ご覧ください。 […]

  2. […] ◆ベルテーンの祭りとアポロ・ベレヌス様 […]

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