おはようございます! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。
本日のテーマは「フレイ様=実在の王様説」!
ぜひご覧ください(*^^*)
「神=王」◆「北欧版『古事記』」の記述
「北欧神話の神は実在の王だった」という説をご存知ですか?
「北欧の『古事記』」と呼ばれている『ヘイムスクリングラ(北欧王朝史)』という本の中では、神々が歴代の王として紹介されています。
その本の「ユングリンガサガ」という章に出てくる、フレイ様に関する記述は下記の通りです。
フレイがニョルズについで国を治めた。フレイはスウェーデン王と呼ばれ、人々から税をとった。フレイは父と同じように皆から愛され、豊年にめぐまれた。フレイはウプサラに大きな神殿を建て、ここに都を移した。そして、ここに彼のすべての税収入、不動産と動産を注ぎ込んだ。こうしてウプサラの富裕がはじまり、それはずっと今日まで続いている。フレイの時代にフロージの平和※がはじまった。当時は全土が豊作であった。スウェーデン人はそれをフレイのお蔭だと考えた。フレイの時代に民衆は平和と豊作のため以前より豊かになったので、フレイはほかの神々よりもずっと敬愛された。(中略)フレイの別名はユングヴィといった。ユングヴィの名はその後ながく一門の間で名誉ある名前とされ、その後一門はユングリンガルと呼ばれた。
※フロージ…デンマークの伝説上の王。フレイ様の化身と言われています。/フロージの平和…彼の治世に平和が続いたので、このように呼ばれるそうです。
フレイ様が、多くの人々から愛された立派な王様だったことが読み取れます。
亡くなってからもスウェーデンを守り続けた王
前の項目でご紹介した「ユングリンガサガ」によると、フレイ様は病気で亡くなってからもスウェーデンに豊作と平和をもたらし続けたと伝えられています。
フレイ様の遺体は火葬されず、そのまま塚の中に納められました。
人々は金や銀などの供物を塚に捧げ、フレイ様を「世界の神」と呼んで慕い続けたそうです。
フレイ様のこの愛され度合い、すごいですよね!
参考文献
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今回の記事はいかがでしたか?
神話と歴史のつながりを感じていただけたら嬉しいです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団でした!