おはようございます! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。
昨日の神様図鑑(オインガス様の回)は、いかがでしたか?
今週はオインガス様が登場する神話を3つご紹介します!
本日はその第1弾「蝶に変えられた女性の恋」(「ミディールとエーディン」というお話)です。
お話の中でオインガス様がどのように活躍するのか、ぜひあなたの目で確かめてください☆
「ミディールとエーディン」あらすじ
ケルトの神・ミディールは、美しいエーディンを新しい妻として城に迎えることにしました。しかしミディールの正妻・フゥーナッハの嫉妬により、エーディンは魔法で蝶に変えられてしまいます。蝶になってもなお、ミディールの力になろうと奮闘するエーディン。ハミングでミディールを眠りに誘ったり、敵の襲撃を知らせたりと、夫を献身的に支えます。それが気に入らなかったフゥーナッハは、大きな風を起こしてエーディンを吹き飛ばしてしまいました。その後、エーディンは愛の神・オインガス様の城へたどり着きます。オインガス様はエーディンにかけられた呪いを半分解くことに成功。夕暮れから明け方までは人間の姿に戻れるようになりました。しかし再びフゥーナッハによってエーディンは別の場所へと吹き飛ばされてしまいます。アルスターの英雄・エタアの妻のワイングラスの中に落ちたエーディンはそのままワインと共に飲み込まれてしまいました。それから月日は流れ、エーディンは人間に転生。アイルランド王・エオヒズの妻になりました。生まれ変わったエーディンを見つけ出したミディールは、彼女を妻にするため手を尽くします。転生したエーディンは前世の記憶を失っていたため、ミディールの求愛に困惑していました。しかしミディールのキスにより過去の記憶を取り戻し、彼の妻になることを決意。最終的にふたりは結ばれ、白鳥の姿になって地下の世界(神々の世界)へと旅立ちました。
※文献によって結末が異なります。
いかがでしたか?
蝶になっても夫に尽くすエーディン、すごいですよね。
解説
物語の後半で、転生したエーディンがアイルランド王のエオヒズと結婚することになったのは、アイルランドの王室の権威を正当化するためだと考えられています。
つまり、「神様と結婚した王族(神様と家族関係にある王族)=人々の上に立つべき存在」というように、自分たちが国を統治する正当性を神話によって確立しているということです。
神話と王権の関係、興味深いですよね。
参考文献
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今回の記事はいかがでしたか?
明日、明後日もケルト神話をご紹介する予定なので、ぜひホームページを覗きに来てくださいね(*^^*)
本日もお読みいただき、ありがとうございました。