ディルムッドとグラーニャ【オインガス様特集②】

神様図鑑

おはようございます! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。

今回も前回に引き続き、オインガス様が登場する神話をご紹介します!

第2弾は「ディルムッドとグラーニャ」です。

ぜひご覧ください!

「ディルムッドとグラーニャ」あらすじ

美女・グラーニャは、フィアナ騎士団の首領・フィンの婚約者になりました。しかしグラーニャは老齢のフィンとの結婚を嫌がり、ディルムッドというフィンの部下と駆け落ちします。ディルムッドはフィンを裏切ることを嫌がり、グラーニャの求婚を一度は断りましたが、グラーニャに弱みを握られてしまったため、仕方なく彼女と共に逃げることにしました。フィンの追っ手から逃げるふたりを、ディルムッドの養父であるオインガス様がサポート。ディルムッドの姿に変身したオインガス様が敵をおびき寄せている間に、ふたりは逃げきることができました。7年間の逃亡生活の末、ふたりはフィンと和解。ふたりの間には5人の子どもが生まれました。

※このお話には続きがありますが、今回ご紹介するのはここまでにさせていただきます。

いかがでしたか?

7年間も逃げ続けるなんてすごいですよね…。

解説

あらすじの中では触れられませんでしたが、「ディルムッドは絶世の美男子」という設定です。

グラーニャが彼を好きになったのは自然なことだったのかなと思います。

ちなみにディルムッドがグラーニャの要求を受け入れるはめになったのは、彼女に「ゲシュ」をかけられてしまったからです。

「ゲシュ」とは、いわゆるタブー(禁忌)のこと。

「年下の人の頼みを断らない」、「犬を食べない」など、行動に何かしらの制限をかけることにより、それを守っている間は加護を得られるというものです。

ちなみにゲシュを破った場合は、恐ろしい災難が降りかかると言われています。

グラーニャはディルムッドに「今ここで駆け落ちしないと、とんでもない災難が起こる」というゲシュをかけ、無理やり自分の希望を押し通しました。

脅迫されて逃避行するはめになったディルムッドが気の毒だなと思います。

参考文献

ケルト神話・伝説事典 [ ミランダ・ジェイン・グリーン ]
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今回の記事はいかがでしたか?

明日の更新もお楽しみに!

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団でした!

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