「どんな姿でも、本質は変わらない」
(ディアーナ様のプロローグ)
「欠けていても、満ちていても、月が月であることに変わりはない。
見た目にだまされないで。
自分の目で本質を見極めて」
(イラスト:琥ルリけいこさん)
…こんにちは! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。
今回の神様図鑑のゲストはディアーナ様!
ローマの月の女神様です。
本日はこの神様の魅力をお伝えします☆
プロフィール◆月や森、野生動物の守護者
古代イタリアで信仰されていた月の女神です。
森や野生動物を守り、多産や豊穣をもたらしてくれると言われています。
出産の女神や狩猟の女神としても有名です。
【プロフィールまとめ】
◆出身地…古代イタリア(ローマ)
◆なんの神様…月の神、森林の神、野生動物の守護神、狩猟の神、出産の神、純潔の神など
◆神殿…アウェンティヌスの丘のディアナ神殿、スペインのメリダのディアナ神殿、ポルトガルのエボラのディアナ神殿(※「ディアナ=ディアーナ」。出典元の表記をそのまま記しました)
◆御利益・御神徳…森や野生動物を保護する、出産の手助けをする、狩りや農業のサポートをする
◆関係のある神様…アポロ様(双子の兄)
◆特記事項…権力者だけでなく平民や奴隷階級の人々からも厚く信仰されていたとのこと。
3つの顔を持つ女神
詩人のウェルギリウスは、ディアーナ様のことを「3つの顔を持つ処女神」と呼びました。
3つの顔とは、①月の神としての顔、②狩猟の神としての顔、③冥界の神※としての顔のこと。(※「野生動物の守護神=動物の生死を司る神→冥界神」と考えられたようです)
ディアーナ様の性質のうち代表的なものがピックアップされています。
「女神が3つの顔を持つ」という話は過去の記事でもご紹介しました。
興味がある方は、ぜひリンクからご覧ください。
古代イタリアのディアーナ信仰
ディアーナ様はもともとラテン人やサビニ人に崇拝されていました。
のちに他民族や別の地域の人々にも支持されるようになり、イタリア全土にその名が広まっていったと言われています。
信仰の中心地は、カプ近郊のティファタの森とローマ近郊のラティウムのアリキアの森。
アリキアでは森の神・ウィルビウスと共に祀られていたと言われています。
また、毎年8月13日にはディアーナ様を讃える祭りが開催されていたそうです。
ディアーナ様は、他の女神と同一視されることが多々あります。
これまで、アルテミスやセレネ、ルナ、ヘカテなど様々な月の女神と結びつけられてきました。
同一視の話が気になる方はぜひ過去の神様図鑑(アポロ様の回/アウロラ様の回/フローラ様の回)を覗いてみてください。
ディアーナ様からこの記事を読んでいる方へのメッセージ
メッセージは下記の通りです。
「自分の外側にあるもののせいにして逃げないこと。
答えはいつもあなたの中にある。
内面を磨きなさい」
自分自身の心と向き合う強さを持ちましょう。
参考文献
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図説ギリシア・ローマ神話文化事典 [ 松村一男 ] 価格:4180円(税込、送料無料) (2022/10/5時点)楽天で購入 |
ギリシア・ロ-マ神話事典 [ マイケル・グラント ] 価格:7480円(税込、送料無料) (2022/10/5時点)楽天で購入 |
(ディアーナ様のエピローグ)
「傷のないもの、欠けのないものはない。
どんなに完璧に見えても、どこかに歪みが隠れているもの。
不完全さこそが人間の魅力」
…今回の神様図鑑はいかがでしたか?
楽しんでいただけていたら嬉しいです(*^^*)
次回もお楽しみに!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団でした!