おはようございます! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。
昨日の神様図鑑(スサノオ様の回)はいかがでしたか?
今週はスサノオ様のご家族を紹介する記事を書いていきます!
本日ご紹介するのは、スサノオ様の最愛の妻・クシナダヒメ様です。
ぜひご覧ください(*^^*)
ふたりの出会い
前回の記事でご紹介した通り、スサノオ様とクシナダヒメ様は出雲で巡り会いました。
ヤマタノオロチ※に食べられそうになっていたクシナダヒメ様を救ったのが、スサノオ様です。※8つの頭と8つの尾を持つ大蛇
「乙女が怪物に襲われそうになっているのを助け出す」というパターンの神話は世界各地に見られ、「ペルセウス・アンドロメダ型神話」と呼ばれています。
※ペルセウスやアンドロメダは、ギリシャ神話に登場する人物の名前です。
ちなみに「クシナダヒメ」というお名前は、「奇し(くし)」+「稲田(いなだ)」+「姫(ひめ)」という3つの語から成り立っていると考えられています。(→「クシナダヒメ」=「霊妙な稲の田の女性」)
お名前から、稲作や水田と関係のある女神だということがわかりますね。
一説によると、「クシナダヒメ」の「クシ」を「櫛」と解釈することもあるそうです。
お名前の「クシ」が、「奇し」なのか「櫛」なのかは定かではありませんが、クシナダヒメと櫛の間には特別な関係があると言われています。
詳細は次の項目をご覧ください。
櫛の魔法で乱暴者からヒーローに
ヤマタノオロチを退治する際に、スサノオ様はクシナダヒメ様を櫛に変身させました。
そして自分の頭にその櫛をさして戦ったと伝えられています。
古くから、櫛には特別な力が宿ると考えられてきました。
「混沌の闇をきりひらき、自然の荒ぶる力を制御するパワー」があるとされ、それによってスサノオ様は自分の力を正しく使い勝利を掴むことができたと言われています。
スサノオ様が2回も追放されてしまったのは、自分自身の強大な力を適切に使えなかったためです。
1回目は泣くことにエネルギーを使い、2回目は乱暴することにエネルギーを使ってしまいました。
でも、出雲で櫛を身につけてからは一変。
櫛の魔法で力を上手に活かすことができるようになったスサノオ様は、瞬く間に乱暴者から英雄へと変わっていきました。
強い力をコントロールすることが、彼の成功の鍵になったのだと思います。
参考文献
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今回の記事はいかがでしたか?
次回もお楽しみに!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団でした!