「どんな感情もパワーに変えてみせる」
（イザナミ様のプロローグ）
「どこにいても、どんな姿になっても、私は私。
心の底にあるものは変わらない。
だから変わっていくことを恐れないで。
あなたは何があっても、あなたのままだよ」
（イラスト：琥ルリけいこさん）
…こんにちは！ 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。
今回の神様図鑑のゲストはイザナミ様！
国生み神話で有名な女神様です。
本日はこの神様の魅力をお伝えします☆
プロフィール◆日本の母なる神
兄のイザナギと結婚し、日本の国土を生み出した女神様です。
その後、黄泉の国のリーダーになりました。
世界各地にいる大地母神と多くの共通点を持つ、日本のグレートマザーです。
【プロフィールまとめ】
◆出身地…日本
◆なんの神様…大地母神
◆神社…伊射奈美神社（徳島県）、伊弉諾神宮（兵庫県）（詳細は後述）
◆御利益・御神徳…子授かり、夫婦和合、恋愛成就、安産祈願
◆関係のある神様…イザナギ様、スサノオ様
◆特記事項…「イザナミ」というお名前の「イザ」は相手を誘うときの掛け声です。「ナ」は助詞で、現代語の「〜の（of）」にあたる言葉。「ミ」は、「オミナ」（嫗…女性、妻）という言葉からきています。（「イザナミ」=「誘いの女神、誘う女神」）
国生み神話
ここでは、あの有名な国生み神話をご紹介します！
高天原（たかまのはら）という場所に住んでいた神々は、イザナギとイザナミに、「下界に国をつくってきなさい」と命じました。当時、下界にはふわふわしたものが漂っていたそうです。ふたりは天の浮橋（あめのうきはし）という大きな橋の上に立ち、天の沼矛（あめのぬぼこ）という矛を使って、ふわふわしたものをかき混ぜました。すると、淤能碁呂島（おのごろじま）という島が生まれたと言われています。その後、ふたりは別の方法で8つの島を生みました。（淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対島、佐渡島、本州）
※一部省略した部分があります。
日本の国土が生まれた経緯、いかがでしたか？
個人的には、「北海道はどうやって生まれたのかな？」という疑問が残りました（笑）
矛で下界をかき混ぜる場面は、インド神話の一場面（乳海攪拌）と似ていますよね。
他の国の神話と比べてみたら、さらに面白い発見があるかもしれません。
黄泉の国へ
続いて、国生みの後のイザナミ様のエピソードを見ていきましょう。
こちらもとてもポピュラーなお話なので、きっとご存知の方が多いと思います。
日本の国土をつくった後、イザナギとイザナミは様々な神を生み出したと言われています。しかし、イザナミは火の神を出産した際にやけどをして亡くなってしまいました。イザナギはイザナミを取り戻すため、黄泉の国（死者の国）に向かったそうです。イザナミに「黄泉の国の神に相談してくる間、私の姿を見ないように」と言われたにもかかわらず、イザナギはイザナミの姿を見てしまいました。妻の変わり果てた姿に驚き逃亡するイザナギ。イザナミは約束を破られたことに怒り、イザナギを追いかけました。なんとか逃げ切ったイザナギは黄泉の国の入口を大きな岩で塞いだと伝えられています。岩ごしに、ふたりはこんな会話を交わしました。「（イザナミ）あなたの国の人を一日千人殺します」「（イザナギ）それなら、私は一日に千五百人の人を産ませよう」人が大勢亡くなっても、人類が滅びないでいられる理由は、ここにあると考えられています。
※一部省略した部分があります。
いかがでしたか？
悲しいお話ですが、死を受け入れて進んでいく大切さを伝えてくれているのかなと思います。
イザナミ様を祀る神社（ご本人セレクト）
ここでは、イザナミ様が主祭神の神社を2つご紹介します。
どちらも、ご本人が選んだ所なので、お参りしたら、いいことあるかもしれません。
①伊射奈美神社（徳島県美馬市）
神社の名前に、イザナミ様のお名前が入っています。
主祭神はイザナミ様、コトサカオ様、ハヤタマオ様です。
そのほか、アマテラス様、スサノオ様、サルタヒコ様、オオヤマツミ様が祀られています。
②伊弉諾神宮（兵庫県淡路島）
イザナギ様とイザナミ様が祀られている神社です。
国生みの後、イザナギ様が余生を過ごすために淡路島にお宮を建てたことが、この神社が生まれるきっかけだったと言われています。
地元では「いっくさん」と呼ばれて親しまれているそうです。
境内には、「夫婦楠」（ふうふくすのき）と呼ばれる御神木があります。
参拝する機会があったら、ぜひ木のパワーに触れてみてくださいね！
イザナミ様からこの記事を読んでいる方へのメッセージ
メッセージは下記の通りです。
「信じてもらえないことや、理解してもらえないことを嘆くより、自分が自分を信じ、自分自身を理解してあげて。
あたたかく迎えられることばかりじゃなくても、そのことと折り合いをつけて生きていくこと。
自分らしく生きていくのがいちばんの幸せだから。
誰かに認められなくても、冷たくされても、自分の輝きを抑えるよりはよっぽどいい。
その気持ちさえあれば、戦い抜ける。
生きることは戦いだから。
私が私であるための、戦いだから。」
自分が自分らしく生きるために、勇気ある選択をしていきたいなと思います。
参考文献
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| 日本神話事典 [ 青木周平 ] 価格：6,380円（税込、送料無料) (2023/8/21時点) 楽天で購入 |
（イザナミ様のエピローグ）
「変わるものと変わらないもの。
どちらも同じくらい大切。
その両方を大事に、胸に抱えて生きていこう」
…今回の神様図鑑はいかがでしたか？
楽しんでいただけていたら嬉しいです(*^^*)
次回もお楽しみに！
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団でした！
