こんばんは! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団・まほろです。
今回は、よしもとばななさんの『人生の旅をゆく2』というエッセイをご紹介します!
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前回ご紹介した作品の続編です。
是非ご覧ください☆
概要
よしもとばななさんのエッセイ集です。
前回の記事でご紹介した通り、『人生の旅をゆく』シリーズは全部で3巻あります。
1巻目は旅に関するエッセイが中心でしたが、この作品は日常生活や当時の世相に関する文章が多かったです。
印象に残ったところ
※ネタバレが心配な方はご注意ください。
①心にゆとりを持つことの大切さ
ばななさんがペットの陸亀のお世話を怠ってしまったことに対する後悔を書いた部分が印象的でした。
「亀にしてしまったことは子どもや自分にもしてしまう可能性がある」、「『育て、育む』という本能を持っている女性は、あまり忙しくしすぎてはいけない」という文章がとてもよかったです。
忙しさに支配されず、ゆったりと生きて生きたいなと思います。
②沖縄のきじむなー
ばななさんにきじむなー(沖縄にいる精霊)がついたというエピソードが好きです!
「きじむなーって本当にいるんだ!」と素直に感動しました。
ちなみにばななさんは沖縄を舞台にした『なんくるない』という小説を書いています。
気になる方は是非読んでみてくださいね☆
③今のコンディションを受け入れること
「今は今のベストをつくすしかない。天気はよく睡眠はばっちりとれていて体の調子は最高であれば、そりゃあベストなパフォーマンスができるかもしれない。でもそれは幻想に過ぎない。(中略)どこかに、すごくうまくいくようなパターンがあると思い込むのは、記憶のつくる幻に過ぎない」
上記の文章が心に残りました。
「〜すればもっと〇〇できるのに」と思いがちですが、今の自分を受け入れて今出せる力を最大限に発揮することが大事なのかなと思います。
④その人の痛みはその人にしかわからない
「沖縄について三編」の「人間は弱いの?」という部分もとてもよかったです。
死に関するシリアスな文章(自殺や闘病など)なので、ここに詳細を書くのは控えますが、是非多くの方に読んでいただきたいなと思いました。
心に留めておきたいと思った部分を以下に引用します。
「その人の苦しみはその人にしかわからない。そしてどんなにその人を愛していてもまわりの人はどうすることもできない」
「自分で自分の人生を終わらせた友人や知人がたくさんいる。かと思うと、一日でも生きていたいと闘病を続ける友人や知人がたくさんいる。こっちの命をあっちにあげられたらいいなんて単純なものではない。どっちがいいとか悪いとかではない。自分の人生の責任をとるのは自分だけで、そしていずれにしてもどんな人にも必ず愛し愛される関係の人たちがいる、そういうことだと思う」
この部分は是非、本を手にとって読んでみてください。
今回の記事はいかがでしたか?
ご感想やご意見があったら、是非送ってくださいね☆
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団でした!
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