おはようございます! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。
本日も昨日に引き続き、イシス様特集記事の第2弾をお届けします!
今回のテーマはヒエログリフ(エジプトの古代文字)です。
興味がある方はぜひ覗いてみてください☆
前回の記事「エジプト版『幽☆遊☆白書』(オシリス=幽助)?【イシス様特集①】」はこちら!
ヒエログリフとは
エジプトの古代文字です。
紀元前3,000年頃の第一王朝の時代から使われていたと言われています。
画像は以下をご覧ください。
特徴
①象形文字である
ヒエログリフは、物体の形や動物の姿などを簡略化して作られた文字です。
このような文字を象形文字と呼びます。
ちなみに私たちが普段使っている漢字も象形文字です。
②表意文字/表音文字/決定詞がある
表意文字とは、特定のものを示す文字のことです。
鳥の形の文字は鳥を表し、目の形をした文字は目を表します。
表音文字とは、発音するときの音を示す文字のことです。
アルファベットやひらがな、カタカナなどがそれに該当します。
ちなみにヒエログリフの中の表音文字は子音を表すものだけで、母音を表すものはありません。
ヒエログリフには上記の文字以外に決定詞というものがあります。
決定詞とは、その文章が何について書かれているのかを示すものです。
男性を示す決定詞がついていたら、男性に関する文章だと解釈することができます。
③読み進める方向は3パターンある
(1)左→右/(2)右→左/(3)上→下 の3パターンがあります。
日本語は、左→右/上→下 のみなので新鮮ですよね。
横書きのヒエログリフの読む方向を知りたいときは、ヒエログリフの中の人や動物をかたどった文字に注目しましょう。
人や動物の顔が向いている方向が文頭です。
顔が左を向いていたら左から右へ、右を向いていたら右から左へ読み進めてください。
④文字と文字の間に隙間がない(句読点もない)
先程ご紹介した画像(↓)を見れば一目瞭然ですが、びっしりと隙間なく文字が刻まれています。
句読点がないので、文章の切れ目がわかりにくいですよね(汗)
⑤男性名詞と女性名詞がある
フランス語やイタリア語のように、男性名詞と女性名詞があります。
(詳細は割愛)
⑥色がついている文字もある
人物や動植物をかたどった文字やその他一部の文字には色がついています。
色は、文章の意味を素早く正確に伝えてくれる優れものです。
例えば鳥をかたどった文字を読む場合、色がないと鳥の種類を判別しにくいのですが、色があるとすぐにどの鳥かわかり、文の内容を理解しやすくなります。
※色つきの文字に色がつけられていないケースもあり。
実はエジプト発祥の文字ではない?
ヒエログリフはナイル川周辺ではなくメソポタミア方面で誕生したと考えられています。
その根拠は下記の通りです。
①エジプトで文字の生成過程を示す資料が見つからなかったから。(=外部から導入した可能性が高いということ)
②当時、文字を生成できるレベルの文明を築いていたのはメソポタミア周辺の地域のみだったから。
イメージ的には、日本が中国の漢字を取り入れたのと同じような感じだと思います。
解読されるまでの経緯
①エジプトのラシードという都市で、ナポレオンの兵士がロゼッタストーンを発見(そこにはヒエログリフを含む3種類の文字が刻まれていた)
↓
②解読作業が行われる(ヒエログリフ以外の文字は解読できたので、それらを参考に解読したとのこと)
↓
③イギリスのヤング、フランスのシャンポリオンの活躍で解読成功!
ちなみにロゼッタストーンは、現在イギリスの大英博物館で展示されています。
文字を書ける人は一握り
古代エジプトには、文字を書ける人はほとんどいませんでした。
ヒエログリフを正確に書くことができたのは選び抜かれた少数のエリート(書記官)のみ。
ちなみに書記官は、税の支払いや屋外での使役を免除されていたそうです。
インチキヒエログリフ?
書記官以外の人が見様見真似で彫ったヒエログリフ(のようなもの?)が、遺跡の調査で発見されています。
それらは「インチキヒエログリフ」と呼ばれているとのこと。
文字に対する憧れから、思わず真似して彫ってみたくなったのかもしれませんね。
参考文献
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ヒエログリフを愉しむ 古代エジプト聖刻文字の世界 (集英社新書) [ 近藤二郎 ] 価格:792円(税込、送料無料) (2022/6/3時点)楽天で購入 |
今回の記事はいかがでしたか?
ヒエログリフの面白さを少しでも感じていただけたら嬉しいです(*^^*)
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団でした!